カラーセッションで表現力を高めるには?
今年は、桜の季節が早い上に、社会が開き始めたこともあり、京都は観光の方がかなり増えましたね。
アトリエ近くの六角堂さんの枝垂桜が見頃です。
色の意味を理解することから
カラーセラピストやカラーカウンセラーさんからの質問のお話です。
色の意味を覚えてもなかなかカラーセッションでうまく使えませんが、どうしたら良いでしょう?と。
ここで、まず大事なのは、色の意味をワード(単語、言葉として)だけで覚えていませんか?と言うことです。
色の意味のワードは大切です。でも、そのワードがなぜそうなのか?どこから来たワードなのかを理解しているかどうかです。
私は講座の中でいつも言います。
「メインとなるキーワードは2〜3個でOK」と。
これは、各色の意味として記載されているワード(単語)は、そのメインキーワードからの展開だからです。
そして、多くの場合、この色の意味には、このような意味があります、と幾つもの単語が並んでいます。だから、何十個も書かれていて、それらを覚えないとカラーセッションができないと思ってしまいます。
しかし、色の意味はメインキーワードをまず理解し、そこからの展開していくと、さまざまな表現ができるようになります。その理由は、ワードの「出どころ」(何がベースなのか)から関連するからです。
例えば、レッドの意味。
・情熱的・行動力・エネルギッシュ・積極的・怒り・興奮・基礎・グランディング・現実性・・・
このように単語が並んでいると思いますが、それらをなぜレッドの意味とするのかを説明できるかどうかです。
このような色の意味の展開方法を今開講中の「色の意味、徹底解説」講座で説明しています。毎回お話しするので、みなさんどんどん理解が早くなり、またご自身が指導する際にも活用されています。
表現力を高めるには
上記のことを身につけると、色の意味を展開し理解するのが容易になります。
では、次にみなさんが望むのは、カラーセッションでの表現力です。これは語彙力を増やすという意味でもあります。
私がオススメするのは「小説を読む」「エッセイを読む」です。
文学に親しむことは、さまざまな表現に出会えます。自然の表現、色彩の取り入れ方、心情の表し方など作家さんによって特徴があります。惹かれる表現を見つけたら、メモしておくと良いですね。
また、映画やドラマの中で出てくるセリフ。脚本家さんの表現力に魅了されることがあります。心に響くセリフなども書き留めておくなど。
私は、以前はノートに書いていましたが、すぐその場で書かないと忘れてしまうので、スマホにメモすることが多くなりました。
そして、次に大事なのは、そのメモを時々見返すことです。その上で自分も使ってみる(ブログに書いたり、人に話す、すぐにカラーセッションで使う)のも、自分のものにする手段の一つです。
このようなことを少しずつでも実践しているうちに、カラーセッションで、そのクライアントさまの状況に合った表現として、次々と言葉が生まれてくることにつながります。