京都発草木裕子のカラーセラピーRYBカラーリーディング

色を読み解けると日常が楽しく

色を読み解けると日常が楽しく

よく、カラーを学ぶと何が変わるか?ときかれます。もちろんカラーセラピストやカラーリストなどの資格を取得して、仕事にも活かせます。でも、本当はもっと日常が彩られるようになるのが、一番の素晴らしさだと感じています。

色の意味がわかると

私は機会があれば、色の楽しみ方を伝えたいと思っています。それは、色ほど日常に溢れているものはないからです。そもそも色は、モノではないので、どこにでもあります。街を歩いていても家の中にいてもです。

10年以上前から、私自身よく自然界の色を読み解き、ブログに書いてきました。それを思っていた以上に多くの方が読んでくださっていて、そこから私のアトリエにカラーを学ぶために足を運んでくださった方が、たくさんいらっしゃいます。

そのような中で色を楽しむ方法のひとつとして、テレビドラマ、映画などに現れる色について、さまざまなメッセージを読み解くおもしろさがあります。

ドラマや映画の中で

今、放映中の「Silent」
このドラマは、聴こえない世界を描くことから、静寂の意味もありブルーがテーマになっているように思います。
その中で、主人公の青羽紬ちゃんの服の色を注目して観ています。ブルーが多いですね。彼女の心の様子や本来の性格のように感じます。また、#6話の時には、ろう者の奈々ちゃんんが、紬ちゃんのニットの色と同じ青のバッグを。ここには、深い意味があるのですが・・・そして、二人との関わりが強い蓮くんは、ブルーの補色のオレンジ系を着ていることが多いのです。

毎回、画面に現れる色から意味を感じながら楽しんでいます。

また、もうすぐ終わりますが、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公、北条泰時の着物の色。
最初は、若い頃なので、萌葱色からスタートしました。その頃は、野心がない田舎の武士。
しかし、源頼朝に仕え、力をつけていき、その後鎌倉を背負って立ちましたが、主の色であるグリーンが深くなっていきます。今は終盤に入って執権になってからは黒になりました。

心情が見事に現れています。

色彩による演出を興味深く観ています。

他にもどのような作品であっても、そこに使われている色は、意図的がそうでないかはわかりませんが、さまざまな意味を持っています。

これは、「この色はこんな感じがする」という誰もが感じる部分があるからです。

色の意味がわかると、自分で勝手に(で良いと思います)そこから伝わってくるメッセージを楽しめるのです。

カラーを扱う私たちだから

カラーセラピストやカウンセラーは、色を使った心理カウンセリングをすることが仕事です。でも、決してそれだけではありません。

色の使い方で、言葉ではないメッセージを表現できるので、そのための色選びやアドバイスも大切な役割です。

それも、なに色(色相)を使えば良いのか?だけでなく、色の明度や彩度も合わせた繊細な意味も伝えることができます。

これは、「なんとなく」とい直感的(センス)だけでなく、色の意味という理論を活用できるのが、カラーセラピストです。

そもそも私はデザインの仕事をしていたのですが、その時になぜその色を使うのか?を説明できるように有効に使えるようになりたいから、カラーセラピーの勉強をしたのです。

この部分をプロとして「色の使い方」に活かせるように、これからも色のメッセージを伝えていきますね。

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