京都発草木裕子のカラーセラピーRYBカラーリーディング

カラーを知ったから広がりました

カラーを知ったから広がりました

講座の中で、カラーのお話以外についついいろんな話題を出してしまうのですが、受講者さんから元々歴史や芸術を勉強して来られたのですか?と訊かれます。その答えはNOです。

最初の動機はどうであれ

カラーを学び、それを仕事にして23年が経ちました。

最初は、カラーコーディネーター検定から始まり、次第にその頃していたインテリアデザインのために「色彩心理」に興味を持ちました。でも、当時はまだ「色彩心理」を学ぶところがそれほどなく、また見つかっても半年や一年コース。そこまでの時間と費用を費やすという覚悟がなかったのが本音です。しかし、オーラライト・カラーセラピスト養成講座に出会って、カラーセラピーの学びを始めました。

このような経緯でカラーの世界に入った私ですが、色の意味を学ぶおもしろさに惹かれました。

そして、結局はカラーセラピストになり、ティーチャーになり、アトリエfor meを立ち上げたのです。

その後、さまざまなカラーシステムを学んできました。多分20種類以上は習得したと思いますが、実はすでに使っていないものも多数あります。でも、一度学んだからこそ、活用するかしないかの判断もできたのです。

最初にオーラライト・カラーセラピーの学びをした時もそうですが、「一度やってみないと」という精神はずっと続いています。

元々興味がなかったことでも

カラーを学び、カラーセラピストとして活動しながら、指導者としての道を歩んでいると、「この色の意味はどこから来ているのか?」「これは、キリスト教の象徴で」「古代ではこのように言われていて」などの説明をよく目にしました。

最初は、はい、そうなんですね、という感じでいましたが、いつしかそれではダメだと感じたのです。理由が説明できないのは、指導者としてどうなのか?と。

そこから、私にとってのカラーに対する次の段階への一歩が始まりました。

色の意味の説明をする際にはその「背景」を知る必要があると。

例えば、ブルーは母性を表します。それは聖母マリアさまの外套の色がブルーだからです。

という説明で、へ〜そうなんだ、と記憶していたのですが、本当に聖母マリアさまの絵を見てみないと、と絵画の本を。でも、1枚や2枚の絵からだけでは納得できず、他の画集にも目を向けました。そうすると、今度はいつの時代に描かれたものか、誰が描いたものか、どこの国で描かれたのか、などが気になり始めたのです。

そして、次にはそもそもキリスト教のことをもう少し知らないと、と思い本を読む。

また、イエローはユダを表し、「裏切り者」という意味がある、と言われると、それが描かれた絵で確認したくなる。

このようにして、いつの間にか西洋画に興味を持ち、それと同時に歴史も知りたくなる、という流れでした。

そして、この頃イタリアではこうだった、などの知識を得ると、では日本はどうだったのか?と日本がを調べると、またまた興味深いことがわかりました。

これは狩野永徳の絵ですが、その頃の時代背景、誰からの依頼で書いたのか、絵師の世界についてなど・・・

もちろん、先ほどキリスト教の話を書きましたが、それと同時に仏教についても知りたくなり、お釈迦さま、空海、親鸞、などもいろんな本を読みました。

私は京都で暮らしているので、日本画については、本物を目にする機会は持ちやすく、とても恵まれています。でも、時にモネが何年もの間描き続けた睡蓮の絵は、どのような環境でモネをそうさせたのかを感じたくて、フランスのジヴェルニーを訪れたことがあります。時々海外へ行くのは、本物を見たいからです。

とにかくカラー知ってから、それまで興味がなかったことにどんどん惹かれるのです。

「カラーは世界を広げてくれる」と実感

もちろん、このようなきっかけでその都度調べているので、それほど深いものではありません。広く浅くです。でも、カラーを理解するための説明にはかなり役立っています。

歴史、芸術、文化、宗教など様々なことを知りたくなれたのは、カラーのおかげです。

せっかくなので、これらの知識をたくさんお話たいとの思いから生まれたのが、「色の意味、徹底解説」講座です。

「色の意味、徹底解説」講座第2期を募集します

2023年1月スタートですので、ご興味のある方は、ぜひご参加ください。