京都発草木裕子のカラーセラピーRYBカラーリーディング

カラーセッションの「起承転結」

カラーセッションの「起承転結」

カラーセラピストさんやカラーカウンセラーさんに向けて、セッションの流れについてお話ししようと思います。

さまざまなストーリーを描くとき、「起承転結」で形を作ると、よく言います。
これをカラーセラピーのセッションでも適用すると、しっかりとまとまったお話ができます。

これは、どのカラーシステムにも活用できます。

「起」

クライアントさまが色を選ぶ。

これは、ボトルであれ、カラーチャートであれ、カラーセッションはまず色を選んでいただくことから始まります。

ご自身で選ばれる色なのですから、その情報が次への展開に意味があり、結びつきます。

「承」

カラーセラピストやカラーカウンセラーは、クライアントさまが選ばれた色の意味を解説します。

ここでは、色の意味のキーワードを元にしたお話にはなりますが、どのようなキーワードや言葉が、クライアントさまにとって適切なのかを考えながらチョイスすることが重要です。

例えば、レッドの「行動」というキーワードを「経験」「体験」「能動的に動く」「まずはスタートしてみる」など、表現はさまざまです。

ここでは、色の意味を介して(活用して)問答しながら、お話を展開し、深めていく部分です。

「転」

全ての色の意味の解説により、クライアントさまから出てきたお話の内容の真相を見つけます。

それまでお話になっていたことから、今回のテーマに着地するための「まとめ」だと考えると良いですね。

今、大切なことは何か?
本当はどうしたいのか?
何に気付くことが大事なのか?
結局はどうあることを望んでいるのか?

ここで、大事なのは「まとめ」なのですから、たくさんのことを並べる必要はありません。むしろたくさんあると、また堂々巡りが起こるからです。

実は、クライアントさまがカラーセッションを受ける理由は、この「まとめ」をするためなのです。

自分ひとりでは、ぐるぐる思いが巡るばかりで、まとまらないからです。

そこをいろんなお話を経て、ここにたどり着くためのお手伝いをするのが、カラーセラピストやカラーカウンセラーの役割です。

「結」

最後にカラーセッションで見つけた今回のテーマカラーやヒーリングをカラーを決めます。その時に大事なのは、なぜそのカラーなのかの説明もしっかりとしましょう。
テーマカラーやヒーリングカラーは、「好きだから」とか「なんとなく良い感じだから」ではありません。カラーセッションのお話から「意味あるもの」として、導かれたカラーだからです。

そして、その使い方を提案します。
その時には、クライアントさまが取り入れやす方法であることも大切です。

「このカラー持っていたら、このようになれる」ではなく、「このカラーを目にすることは、自分自身の大切なことへの意識付け」です。

このような流れでカラーセッションを進めてみましょう。

しっかりとまとまりのあるカラーセッションができます。