カラーの仕事をする上で、自分は何タイプか?
今年も梅雨の季節がやってきました。
ちょっと憂鬱な感じもしますが、紫陽花の季節でもあるので、それはそれで楽しみです。
先日、カラーの仕事を始めた方とお話をしていると、
「早く、ちゃんとビジネスとして、確立したいと思っています」とおっしゃっていました。
それは、どのような意味で?と質問しました。
独自のシステムを作って、組織にして(法人の会社にするなども含めて)広げていきたいとのことでした。
そこで、じゃあ自分自身は何をしたいのか?
と問いかけました。
この「何をしたいのか」は、実際に自分が行うことです。
経営者タイプは?
ここで、まずは、組織(会社)のトップとして、働くこと、
経営を積極的に行う場合は、経営者タイプと言えるでしょう。
いずれは自分が現場にいなくても組織が回っていく仕組みを作る人です。
もちろん、ビジネスとしてのスキルが必要で、組織(会社)を大きくして市場開拓し、どんどん広げていくのが目標。
自分が実際に行うことは、カラーを仕事にはするのですが、実践の部分では他の人に任せて運営するのが上手い人と言えるでしょう。
職人タイプといえば良いのでしょうか?
一方で、独立開業して、確かに経営者ではあるけれど、ずっと実践に携わっていたい人。
これは、カラーの仕事を自分がすることに重きを置くと言えますね。
個人セッションや講座の講師など、自分自身がそれを行いたいので、あまり他の人に任せるような組織を作ることには執着しないと思います。
そして、ある意味研究者。
自分で次々と新しいことを考え出したり、何かに没頭して追求したり。それが好きな人です。
自分のスタイルを知る
両者とも、どちらが良いか悪いかではなく、自分自身はどちらなのか?を考えてみると、どの方向に進むと良いかがわかります。
もちろん、どこかに所属して働くという選択肢もありますが、現実問題として、カラーではそのような機会は多くないと思います。ほとんどがご自身で展開されています。
そこで、上記の両方のタイプ、どちらもある人もいれば、職人タイプの人のスキルを活用して、経営者タイプの人が広める、というスタイルも素晴らしいですね。
これは、自分がどちらへ進むかを決めると言うことではありません。どちらが自分に合っているか?ですね。
カラーの勉強をされて、その後自分自身で仕事にしようとスタートされた方の中で、どちらも完璧にこなさないといけないと思い、結局途中で息切れしてしまっている人をよく見かけます。
だから、自分のスタイルに今一度向き合うことも大切だとお伝えしたいのです。
私自身は・・・
きっと職人タイプですね。
とここ数年で気づきました。やっとって感じですが。
もちろん、自分でアトリエを持ち、RYBカラーリーディングと言うシステムも作りました。だから、ある意味経営者タイプでもあると思いますが、自分は何をしたいのか?を考えると、ずっと実際にカラーセッションや講座をしたいのです。
カラーセッションで、お客さまと直接お話をしたり、講座で受講者さんたちと一緒に勉強する。これが本当におもしろいし、私のモチベーションにつながっているのです。
そして、そこからみなさんの希望や意見、また困ってらっしゃることを聴きながら、それらを叶えるための新しいことに取り組むのが、好きなのです。
きっと、私は父の血を引いているからだと思います。
最後の最後まで、絶対に現場に出て、お得意さまに会って話をしていました。このような自営業で職人だった父の姿が、いつの間にか、自分に映っているように感じることが多々あります。だから、私のきっとこのように生きていくのは、必然のように思います。
2022.6.11