パーソナルカラー診断で目指すこと
カラーセラピーなどのセッションは、内面の色、心と体の様子についてのカウンセリングです。いわば心理的な部分へのアプローチです。
そして、外面の色としては、似合う色を見つけるパーソナルカラー診断があります。今日は、こちらのことをお話しましょう。
パーソナルカラー診断とは?
私の方のアトリエでは、さまざまなシステムがある中で、私自身が考案したRYBカラーリーディングの中のRYBパーソナルカラーでの診断を行っています。
似合う色を見つけるためには、その人が持つ色素である、肌、眼、髪などの色からその傾向を確認していきます。
この色素の傾向は、何色系、というよりも色の三属性(色相、明度、彩度)から特徴をみます。
ここで大事なのは、その人が持つ色素なので、基本的には簡単に変わるものではありません。なので、一度自分に似合う色の傾向がわかるとずっと活用することができます。
診断の際には、実際にお顔の下にチェックするための専用カラーボードを使用しています。多くは、布のドレープと呼ばれるものを使うことが一般的です。もちろん、配色の仕方やファッション提案の場合には、私もドレープを採用しています。
色の傾向がわかると、基本的にはベースカラーとして、「イエローベース」「ブルーベース」と色相の分類がありますが、実際にはどちらにもはっきりと分けられない場合もあります。
そして、色相の分類が曖昧な方は、明度(肌の明るさ)や彩度(あざやかさ)による違いからも特徴が現れます。
それらを統合して、よく知られている4シーズン(春、夏、秋、冬)に分類しますが、その中でも傾向があることを見つけるのが大事なのです。
パーソナルカラー診断後に
自分にとって似合う色(元気に見える、若々しく見える、キレイに見えるなど)がわかると、それをどのように使うかをお客さまに説明をします。
よくいう、「似合う色と好きな色が違う」などという場合の色の使い方も工夫できます。実際には、その違いは心理的なことにつながっている場合がありますが、そこは、RYBカラーリーディングのカウンセリングを合わせて向き合うこともできます。
また、メイクのポイントやファッションスタイルなどのアドバイスも行います。
そして、最終ゴールは「お客さまが自分でカラーが選べること」です。ここ大事なのです。
カラーサンプルがあっても、同じ色が売られているとは限りません。その時々の流行によっても望む色がない場合もあります。そのような時の選び方をお伝えしています。
パーソナルカラー診断、似合う色としての役割が大いにありますが、自分とじっくり向き合う時間にもなります。