カラーコンサルティングで方向性を明確に
色の意味をベースにしたカラーセラピーやカラーカウンセリングは、心の整理整頓に活用できます。これは、選ばれた色はその時の心の様子を表し、それらを色の意味で読み解くことができるからです。
その色の意味は、カラーセッション以外にも活用できます。
企業や個人事業でもそうですが、その理念やコンセプトをカラーで表すことがあります。コーポレートカラーと呼ばれるものです。主にサインやロゴマーク、名刺などにも統一したカラーを使うことで、訴求力が高まるからです。
「アトリエfor me」のテーマカラーは、マゼンタ(赤紫)です
よく名刺交換の際に、「なぜこの色なのですか?」ときかれます。この時には、しっかりと「カラーの勉強をしてくださったみなさんの学びを、現実のものにしていただけるようなお手伝いをしたいのです」と答えます。
もともと紫好きの私ですが、紫ではなくマゼンタ(赤紫)に拘った理由は、レッドよりであること。レッドの現実性や行動力を大切にしたいとの思いからです。
また、マゼンタには「実を結ぶ」「形にする」という意味もあります。みなさんがカラーについて学ぶという「種まき」をされて、そこから、芽が出て花が咲き、実になることを願うことを表すことが、マゼンタである意味ですね。
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テーマカラーを決めることは
大企業のロゴやコーポレートカラーが、その企業のイメージを表すことと同じように、個人事業でも活動のコンセプトをカラーで表すことには意味があります。
オーナーの理念、考え方、対象者、何を目指しているのかなどをヒアリングした上で、それらをカラーに翻訳します。私の方では、それをカラーコンサルティングと呼んでいます。
先日も個人事業をされている方のカラーコンサルティングをしました。理念、コンセプト、活動内容や、目指すことなどを伺った上で、どのような色がその方の事業を表すのに適しているかの提案です。
その際に、「色彩心理」からの色の意味。つまり、誰にとっても伝わる集合的無意識の部分からの提案は、言葉を発しなくても意味をなすので、わかりやすですね。
例えば、レッドで「体力作りに必要な商品」、グリーンで「オーガニックな材料」というように。でも、あえてちょっと説明が必要な色の意味も使います。ここ、結構ポイントなのです。
先ほど、アトリエfor meのマゼンタについての説明をしましたが、あえて「説明」を必要とするメッセージを込めています。それは、その色を見た人に興味を持っていただき、説明をする機会を持つためです。
自信を持って、私の会社のテーマカラーはこれです!と言えるようになると、方向性が明確になり、お客さまに対してもですが、一緒に仕事をするスタッフや周りの人たちも同じ方に向けます。
テーマカラーを決めること、それは明確な方向性につながります。
仕事にだけでなく、それぞれのテーマカラー、「私の」でも「今年の」でもOKですね。