カラーセラピストとしてセッションをする意義
少しずつ、世の中が元の状態に戻りつつある中、カラーセッションのご希望が増えています。
それもアトリエに来てくださる機会が増えてきました。
みなさん、この時を待っていてくださったようです。
やはり、実際にカラーボトルを見て、それを選んで、お話をすることが、心を安らげたり、リフレッシュになるようです。
カラーセラピストさんからの相談で
カラーセラピストとして活動を始めた方からの相談に、このような内容がありました。
「友達なのに有料なの?」と言われると。
これは、お相手の方の考え方が?ではありますが、それはカラーセラピスト自身が、プロとしての意識を持ち切れていないのかもしれないですね。
友達や身内の間では、セッション料金をいただかないというのは、それはそれで良いと思います。
ただ、カラーセッションと日常の愚痴を聴くことの間には、大きな違いがありますので、その部分を理解していただけたらと思います。
友達同士の会話だったら
お友達同士の会話の中での悩み事を聴くときは、きっと、
「それはこうした方がいいよ」
「そこは違うと思うなあ」などと
自分の意見を言いますね。
時には、状況が悪くなると「もういいよ」というように会話が終わってしまうことも。
もちろん、大切なお友達のことなので、一生懸命自分ができることで力になってあげたい、悩みを解決してあげたい、などの気持ちが入ってきます。
これは、そこに自分も参加しているからです。その人と一緒に考えたり、解決方法を見つけようとします。
また、いつの間にか自分の意見も言いたくなるし、それを聴いて欲しくもなります。
お互いの愚痴の言い合い、聴き合い、そして同調してもらえることを望み、最終的に同情が生まれたりします。
もちろん、そこが、友達同士の良いところでもあります。
カラーセッションの会話では
カラーセラピストとしてクライアントの話を聴く場合は、客観的な姿勢が大切です。
また、誰の味方でもありません。そして、一般論からの良い悪いの評価や批判はしません。
あくまでもクライアント気持ちに寄り添ったり、一緒に考えることはしますが、アドバイスはしません。
もちろんのことですが、予言や憶測もしません、というよりできません。
私は、よく「事実を説明しますね」という表現をします。
これは、クライアントが、「このカラーを選んだ」という事実から、その色の意味の解説をする役割を指します。
そこからは、クライアント自身の感じ方や、思い出すこと、気付くことにつながり、さまざまなお話の展開が生まれます。
時には、話の内容があっちこっち飛ぶ場合もありますし、クライアントの実際の経験、気持ちの部分と予想(〜かもしれない)など、かなり複雑になる場合もあります。
そこで、カラーセラピストは、それらをまとめたり要約する役割を担い、クライアントが整理整頓できるようなお手伝いをします。そして、着地点に・・・
(この一連の流れをある程度決まった時間内で治めるのもプロとして大事な点です)
これが、カラーセッションですので、友達同士の会話との違いがわかると思います。
だからこそセッションを
私たちにとっては、お互いに心置きなく話せる友達や家族との会話はかけがいのない大切なもの。
でも、時には自分で心の整理整頓をする時間を、と思うときには、客観的な立場で話を聴いてもらえるカラーセッションも大事なのです。
私たちカラーセラピストは、プロとして、このようなことを多くの方にお伝えできればと思います。