京都発草木裕子のカラーセラピーRYBカラーリーディング

色の意味は覚えるのではなくて理解する

色の意味は覚えるのではなくて理解する

カラーセラピストの資格を取得して、
その後、実際にカラーセッションをしたいと思いつつ、
なかなか活動に踏み切れないとおっしゃる方がいらっしゃいます。

もっと色の意味を覚えないと・・・

「なぜ実践できないのでしょう?」
と質問すると、
「色の意味がまだ覚えきれていないから、自信を持ってお客さまにセッションができない」と。

「では、どれぐらい覚えたら大丈夫だと思いますか?」

「何色分覚えたら良いかわからないですが、もっと知っていないとダメな気がします」と。

これには答えはありませんね。
だって、色の数は何万色とあるので、どれだけ覚えたら良いなんて言えないですね。

でも、このようなことは、私もカラーセラピストの資格を取得した頃、思っていたことです。

だから、いろんなシステムを学びました。
その度に、今回2色増えた、1色増えたと思っていたのですが、一体どれだけのシステムを学べば自分が満足するほどの色の意味を覚えられるのか?でした。

色の意味はどこから?

また、その頃の私は、テキストにある色の意味の部分を読んでいると、「なぜそのキーワード?」「どこからその意味はきているの?」と疑問が出てきました。

もちろん、「そういうもの」という覚え方はありますが、それではすぐに忘れてしまいます。

ということは、やはりその理由を知りたいと思うようになり、テキストに現れる色の意味の裏付けを探し出しました。

色の意味、キーワードの出所どころを探し当て、でもどうしてもわからないものは、「使わない」という選択をしました。
そうしないと、カラーセッションをしていてもなんだかぎこちない上に、講座をしていても「ここ突っ込まれたらどうしよ?」などと思っていたからです。

このわからない意味は「使わない」をしながらでもカラーセッションは問題なく進みます。むしろ、そのほうが自然にできるのです。自分が理解している意味を使うことの方が、さまざまな表現に転換できるからです。

そこで、色の意味はどこからきているのか?なぜその意味かを重視して、理解するようになり、講座の中でもみなさんにお伝えするようになりました。

でも、そのようにしていても色数が増えるわけではありません。

ということで、思いついたのは、色は混色でできているので、その元になる三原色(レッド・イエロー・ブルーでゲーテの三原色です)を理解し、その意味も混色すれば良いのではないかという理論です。

色の意味を理解する方法として

それが、RYBカラーリーディング®︎です。

ある色の意味を考えるためには、その色が三原色のどの色で構成されているかを考え、そこから意味を読み解くという方法です。

また、色には色相以外にも明度や彩度(色の三属性)も関わってきます。
先程の三原色にプラス白と黒があれば、何色をも作ることができる=なに色の意味も読み解けるメカニズムとなりました。

先日、あるカラーセラピストさんから、「抹茶色」の意味を知りたくて、とおっしゃる方にも、色の名前にとらわれず、「抹茶色」って、何色でできているか?を考えると、その意味は読み解けますよ、とお話しました。

色の意味は、覚えようとしてもなかなか大変です。でも、この混色を使った理論で理解すると、応用もでき、どのような色であっても読み解くことができるのです。

カラーセッションの中で、クライアントさまからこの色はどのような意味ですか?とご自身がお持ちの小物などの色について訊かれることがあります。それも、RYBカラーリーディング®︎の手法を使うと、どのような色であっても全く問題なく説明できます。

「色の意味は、覚えるより理解する」これがカラーセラピストとして自信を持って活動できる秘訣ですね。